学校で学ぶ勉強と社会適応力

日本の学校教育制度について思うこと 漸く、自分自身の立場や親との関係、友達や先生という人達を認識出来るようになる頃です。子供たちの成長にとってもとても大事な時期です。勉強も最初の頃は遊びの延長として捉えていますが、やがて物の名前や、言葉にしていた事の意味を理解し始めます。この過程はとても注意深く見守らなければいけません。発達の個人差が顕著に現れます。軽度な障害も発見出来る事があります。

学校での生活はもちろん勉強をする事が優先事項の一つですが、家にいては学べない社会への適応力を訓練する場です。先生は親ではない事を少しずつ理解し、どの様に接して行かなければいけないのかを学ぶのです。これは家庭では体験できない貴重な経験です。この時の適応力が一生影響する場合もあります。話し方や意思を相手に伝える方法も工夫できるようになります。

朝同じ時間に起き、着替え準備をして朝食を食べ、登校する習慣は社会人になっても全く同じです。如何にこの時の反復練習にもなっている一連の作業は、慣れ親しみ何時迄も欠かせない事です。学校は勉強だけではなく、集団生活を通して気配りや優しさ、時には輪を乱すような行動をした人に厳しく接することもあるはずです。挨拶や生きていく上で最も基本的な常識が身に付くのです。

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